果物
ご存じですか?
世界で取引されるバナナの15%以上は、レインフォレスト・アライアンス認証農園で栽培されています。レインフォレスト・アライアンスでは、バナナ、パイナップル、マンゴ、アボカド、グアバ、柑橘類などの熱帯産果物を認証しています。
バナナ産業の変化を先導
バナナは、世界で最も人気のある果物です。市場規模は年間50億ドル近くに達していて、米、小麦、トウモロコシに次いで重要な農作物となっています。熱帯地域の多くの国々にとって、バナナは経済を支える重要な大黒柱でもあり、非都市部の数百万人という人々に仕事をもたらしています。けれども、バナナ産業は、その歴史のほとんどにわたって、広範な森林伐採、不適切な廃棄物処理、サンゴ礁や近隣流域の汚染、有毒な農薬の過剰使用などで知られてきました。

レインフォレスト・アライアンスでは、1990年にバナナ農園との協力を開始しました。当時は、アメリカ大陸の熱帯地域でバナナ生産が伸びていて、栽培地を確保するために森林が伐採されつつありました。バナナの大規模農園は、危険な農薬の使用、劣悪な労働環境、水質汚染、森林伐採など、環境面と社会面の悪行で知られていました。バナナの栽培中に保護のために被せる殺虫剤をしみこませたビニール袋は、農園近くの海岸や川岸にしばしば撒き散らされ、農薬の流出や土壌浸食によって魚が死に、川が淀み、サンゴ礁を窒息させていたのです。バナナ農園の近隣の住宅地域では、農薬の取り扱いに関する手ぬるい規制も相まって、労働者や住民の間に健康問題をしばしば引き起こしていました。
労働者と野生生物のための環境改善

バナナの大手生産者であるチキータは、レインフォレスト・アライアンス認証を得るために、100年前から続いてきたバナナ栽培の方法を再発明しました。チキータやファボリタといった大手に加え、認証制度に参加している数多くの小規模な独立バナナ農園では、農園内に数百万本という樹木や潅木を植えて、公道と水路沿い、さらに住宅と事務所施設の周囲に緩衝帯を作ったのです。また、最も危険な農薬の使用をやめ、使用継続を決めた農薬については、保護衣の着用や作業後のシャワーの義務付け、農薬散布後24~48時間にわたる区域閉鎖など、厳しい規則を導入しました。現在では、年間数千トンに上るビニール袋や紐をリサイクルしているほか、箱を置くための木製パレットを再使用することにより、年間数万本の樹木を守っています。
ファボリタが設立した財団は、今では農園近くで学校30校以上をサポートし、3,000人を上回る子供たちが恩恵を受けるようになりました。チキータは、数十カ所の地域共同体にスポーツ施設や学校、診療所を寄付したほか、数百棟に上る住宅を労働者に寄付または低価格で販売しました。また、この2社は、広大な面積にわたる熱帯雨林を保護しています。ファボリタはエクアドルにリオ・パレンク・サイエンス・センターを、チキータはコスタリカに100ヘクタール(247エーカー)のノガル・ネイチャー・リザーブを建設し、スイスのスーパーマーケットチェーンのミグロとともに運営しています。この2つの自然保護プロジェクトでは、認証制度のもうひとつの目標となっている農業労働者とその家族向けの環境教育も提供しています。
今日、全世界で取引されるバナナの15%は、レインフォレスト・アライアンス認証農園から来ています。エクアドルにあるファボリタの農園と、グアテマラ、ホンジュラス、コスタリカ、パナマにあるチキータの農園はすべて、レインフォレスト・アライアンス認証農園です。