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レインフォレスト・アライアンス、2011年に大幅成長を記録

2012年4月11日

レインフォレスト・アライアンス認証とそのメリットの世界的認知の高まりを反映

ニューヨーク発-レインフォレスト・アライアンスは2011年、持続可能な林業・農業・観光業、さらに気候変動の緩和や環境教育などの事業を通じて、世界的に大幅な成長を遂げました。レインフォレスト・アライアンス認証マークの認知度の高まりを背景としたこの成長は、農園や森林の経営者や民間企業との新規および既存の継続的なコラボレーションを世界各地で開拓する要因ともなっています。

「レインフォレスト・アライアンス認証は、消費者と企業の両方からますます支持されるようになっています。大小様々な企業によるコミットメントが大きな力となって、世界の市場をより持続可能なモデルへ変化させるとともに、人々の暮らしを向上させ、自然資源をこれから先何世代にもわたって保護するうえで、大きな役割を果たしています」と、レインフォレスト・アライアンスのプレジデント、タンジー・ウィーレンは語っています。

レインフォレスト・アライアンスが2011年中に達成した主な事項は、以下の通りです。
  • 認証を取得した農業生産者数が200%以上の成長を遂げ、レインフォレスト・アライアンス認証農園の総面積は55%増となりました。
  • 認証農産物を販売または購入する企業が、さらに500社増加しました。
  • 認証茶の生産量が3倍増となり、世界生産量の9.4%を占めるまでになりました。
  • 認証コーヒーは20%増、その売上高は13%増となり、大手コーヒーメーカーが調達量のコミットメントを増加させました。
  • 認証カカオの生産量は75%増となり、製菓大手マーズの「Dove」や他の主要ブランドが、レインフォレスト・アライアンス認証マークの表示を開始しました。
  • 2つの新しい農産品、南アフリカのルイボスとマダガスカルのバニラが、レインフォレスト・アライアンス認証マークの表示を開始しました。
  • レインフォレスト・アライアンスは、FSC(森林管理協議会)の基準の世界最大認証機関という地位を維持し、認証森林の総面積を5%拡大しました。
  • 大手おもちゃメーカー、マテル・トイ・プロダクツが、レインフォレスト・アライアンスの持続可能な調達活動を支援する多数の大手企業に仲間入りしました。
  • サステナブル・アグリカルチャー・ネットワーク(SAN)の気候モジュールに則った新しい環境基準を満たした初のコーヒー農園2カ所を検証しました。
  • 森林炭素プロジェクト13件の検証または適合審査を行いました。
持続可能な農業:

Coffee Bearers

サステナブル・アグリカルチャー・ネットワーク(SAN)の策定した厳格な環境・社会・経済基準を満たした農園に与えられるレインフォレスト・アライアンス認証を2011年に取得した生産者は25万以上、農地面積にして110万ヘクタール(270万エーカー)に上りました。認証生産者数は前年比205%増、農地面積は同55%増の成長です。さらに、レインフォレスト・アライアンス認証製品を販売または購入している企業数は、500社増加して合計3,000社近くに達し、前年比20%の伸びとなりました。

茶:

レインフォレスト・アライアンス認証茶園の茶の生産量は2011年、42万5,000トン以上に達して世界生産量の約9.4%を占めるまでになり、前年比で3倍の伸びを記録しました。ケニア、ルワンダ、ウガンダの小規模な茶園26万カ所以上が、今では認証茶園となっています。認証茶への需要は特にイギリスで強く、大手ブランドのヨークシャー・ティー、トワイニング、テトリー、PGティップスはいずれも、レインフォレスト・アライアンス認証マークを表示しています。また、大陸ヨーロッパ最大の紅茶のブランド、テーカンネも、レインフォレスト・アライアンス認証茶園からの原料買い付けを開始しました。さらに米国では、リプトンが引き続き調達量を増加させたほか、ザ・リパブリック・オブ・ティーが認証茶園からの茶葉を使った初の製品を発売しました。

コーヒー:

2011年にレインフォレスト・アライアンス認証農園で生産されたコーヒーは24万5,000トンを上回り、前年比20%増となりました。また、販売されたレインフォレスト・アライアンス認証コーヒーは12万9,864トンで、前年比13%増でした。レインフォレスト・アライアンス認証のコーヒーは世界の市場の約3.3%を占めています。ヨーロッパでは、EMMIカフェ・ラテが、コーヒーの調達を100%レインフォレスト・アライアンス認証農園からの買い付けとしました。他社では、チボ、クラフト(ヨーロッパ)、テイラーズ・オブ・ハロゲイト、ピーズ・コーヒー、レーフベリス・リラが、持続可能な農法で栽培されたコーヒーの調達割合を100%にすると約束しています。北米では、カリブー・コーヒーが100%認証農園からの調達にするという目標を達成したほか、セカンド・カップが調達量を増やしてエスプレッソは100%、他のコーヒーは80%を認証農園からの調達にしました。さらに、レユニオン・アイランド、ネスプレッソとネスカフェはそれぞれコミットメントを拡大。また、日本航空が、国内・国際全線で認証コーヒーの提供を開始しました。

カカオ:

レインフォレスト・アライアンス認証カカオの2011年の生産量は、9万8,000トンを超えて前年比75%増となり、世界生産量の約2.7%を占めました。北米では、マースの「Dove」ブランドが、米国の主要なチョコレート・ブランドとして初めて認証マークを表示すると発表したほか、ブロマー・チョコレートが認証農園からの調達を拡大しました。オーストラリアでは、人気のマーズ・バーがレインフォレスト・アライアンス認証マークを付けて発売され、またドイツでは、リドルが認証マーク付きの新しいチョコレートの製品群を投入。さらに、ユニリーバのブランド「Magnum」は、レインフォレスト・アライアンス認証カカオで作った2種類のアイスクリーム「Magnum Ghana」と「Magnum Ecuador」を発売しました。このほかには、ガーナにおいて、オラムとの「レインフォレスト・アライアンス・クライメート(気候に配慮した)・カカオ」契約への合意、さらにレインフォレスト・アライアンスと地球環境ファシリティ(GEF)、国連環境計画(UNEP)が協力する「グリーニング・ザ・カカオ・インダストリー」イニシアチブの活動などが、特筆に価します。

その他の実績:

2011年のその他の活動実績としては、レインフォレスト・アライアンス認証マークを付けた農産品として南アフリカのルイボスとマダガスカルのバニラの2つが加わったこと、ホール・フーズで冷凍の認証バナナとパイナップルが発売されたこと、サムズ・クラブで認証バナナと生花の取り扱いが開始されたこと、オンライン研修のプラットフォーム(www.sustainableagriculturetraining.org)を立ち上げて、19講座、150種類以上の研修リソースを世界中のユーザーに提供できるようになったことなどが挙げられます。

持続可能な林業:

Bird

2011年、レインフォレスト・アライアンスは、FSC(森林管理協議会)の基準の世界最大認証機関という長年にわたる地位を維持しました。300万ヘクタール(740万エーカー)の森林を認証して、世界の森林管理区域を5%増加し、合計6,630万ヘクタール(1億6,400万エーカー)、米国テキサス州の広さに相当する面積に拡大しています。今日にまでにレインフォレスト・アライアンスが認証した森林は、世界中のFSC認証森林の45%を占めています。FSCの認証森林は、森林破壊に歯止めをかけ、土壌と水源を保全し、廃棄物を減らし、そして野生生物の生息地を提供しています。認証森林で働く労働者は、安全な労働環境や医療制度を保証され、きちんとした住宅を得て、また子供たちが教育を受けられるという恩恵を受けています。2011年、レインフォレスト・アライアンスは、65カ国で2,292件のFSCチェーン・オブ・カストディ(CoC)認証を発行しました。さらに、森林管理とCoCの新しい統合認証をカナダで8件行って、その面積は500万ヘクタール(1,230万エーカー)に上りました。このなかには、ブリティッシュ・コロンビア州で2009年以来初の新規認証となるハイダ・グワイのターン森林製品も含まれています。

地域共同体の森林事業と事業開発:

2011年、レインフォレスト・アライアンスは、13カ国で150以上の中小規模の地域共同体や土着の人々が運営する林業に支援を提供しました。その面積は200万ヘクタール(500万エーカー)近くに上り、これにより6,000世帯以上が恩恵を受けました。支援先の地域共同体数は、前年比50%増の伸びとなっています。これらの事業からは、付加価値の高い認証製品や「認証申請中」製品を通じて2,000万米ドル以上の売上高が計上されました。また、レインフォレスト・アライアンスは、米国国際開発庁(USAID)とグアテマラのバンルーラルが手がけた開発信用当局(Development Credit Authority)の設立プロジェクトでも重要な役割を果たし、地元の森林事業開発に対する1,720万米ドルの信用保証創設に貢献しました。

サプライチェーン分析と支援:

レインフォレスト・アライアンスは、大手企業との持続可能な調達制度を拡大しました。マテル・トイ・プロダクツとの新しいコラボレーションのほか、ステイプルズ、ギブソン、オリフレーム、ADSA、キングフィッシャー傘下のコチタシ、グラクソ・スミスクライン、マークス&スペンサーといった企業との継続的な協力を行っています。

気候変動

森林伐採は現在、世界の温室効果ガス排出量の17%を占める要因となっています。このため、森林を保護し、森林に貯留される炭素を守ることで、気候変動の緩和に大きく貢献することができます。レインフォレスト・アライアンスでは、森林炭素プロジェクトに厳正な独立評価をもたらすことで、気候変動への対策を支援しています。2011年には、13件の森林炭素プロジェクトに対して検証または適合審査を行い、検証と適合審査の累積件数を34としました。適合審査を受けた土地は17カ国で100万ヘクタール以上(247万エーカー)に上っており、15万4,976トンの二酸化炭素排出削減量に相当すると検証されています。

レインフォレスト・アライアンスでは、森林炭素プロジェクトを監査して、二酸化炭素固定化と温室効果ガス排出削減の効果を確認しています。2011年には、以下のとおり、「第1号」となるマイルストーンを数多く達成しました。

  • ボランタリー・カーボン・スタンダード(VCS)の「Improved Forest Management (改良された森林管理) Logged to Protected Forests(保護林の記録)(IFM-LtPF)」方法論に基づく初の承認を取得
  • カナダで初めてのVCSに基づくIFM-LtPFプロジェクトを適合審査
  • ラテンアメリカで初めてのVCS森林プロジェクトを検証
  • メキシコで初めての森林炭素プロジェクトをVCSおよび気候・地域社会・生物多様性(CCB)連合ゴールドレベル基準に基づいて適合審査
  • 農業・林業およびその他の土地利用(AFOLU)の10件目となるプロジェクトをVCS基準に基づいて適合審査し、森林炭素プロジェクト監査機関およびVCS分野の専門機関としてのレインフォレスト・アライアンスの地位を実証

森林減少・森林劣化に由来する排出の削減と森林保護(REDD+):

レインフォレスト・アライアンスは、景観レベルのREDD+プロジェクトをエクアドル、コロンビア、ペルー、メキシコで開始しました。森林減少と森林劣化に由来する排出を削減するための国レベルの制度を開発するのに必要な組織力を強化することを目指しています。また、COP17(国連機構変動枠組み条約第17回締約国会議)の主要関係者や政策担当者にも働きかけを行って、REDD+や持続可能な土地管理が気候変動の緩和とその影響への対応において果たす役割を強調しています。

気候変動と農業:

レインフォレスト・アライアンスは、気候変動への対応として農園が取れる画期的なステップも奨励しています。持続可能でない農業は森林破壊を引き起こし、大量の二酸化炭素排出につながる一方で、持続可能性を認証された農業は、気候変動の緩和とその影響への対応において、貴重なチャンスをもたらします。2011年、レインフォレスト・アライアンスは、SANの気候モジュールに則った新しい「気候に優しい」基準を満たした初のコーヒー農園2カ所を検証しました。グアテマラのエル・プラタニーリョとブラジルのダテーラです。これらの農園は、気候モジュールを実践することにより、温室効果ガスの排出を削減する一方で、気候変動の影響への対応能力を向上させています。

持続可能な観光業:

2011年、レインフォレスト・アライアンスは、コスタリカ観光会議所(CANATUR)の「コーポレート・ソーシャル・レスポンシビリティ賞」に選出されました。レインフォレスト・アライアンスは、ラテンアメリカで観光業の事業主に研修や技術支援を提供するほか、環境、社会、経済面の持続可能な基準の順守検証を行っています。2011年には、持続可能な観光業を各地で振興しているツアー催行会社の世界的なネットワークとして、ツアー・オペレーターズ・プロモーティング・サステナビリティ(TOPS)を設立しました。レインフォレスト・アライアンスと一緒に活動している観光企業の数は、2011年までに12%増加し、ラテンアメリカ8カ国で661社を数えるまでになっています。

環境教育:

レインフォレスト・アライアンスは、あらゆる年齢層の生徒や学生と一緒に活動して、自然資源を守るために個人個人ができることについて、理解を広めています。2011年には、ニューヨーク州ブルックリン、ニュージャージー州ニューアーク、フロリダ州ジャクソンビルで714人の教師および1万1,400人の生徒、さらにグアテマラ、コロンビア、ガーナで109人の教師および4,000人の生徒と直接的にふれあって、世界の森林を取り巻く問題と気候変動における樹木の役割について、理解を深めました。グアテマラのマヤ・バイオスフィア保護区にある学校では、レインフォレスト・アライアンスの支援を受けた生徒たちが、川の浄化キャンペーン、教育的なラジオ番組の制作、森林再生活動、リサイクル活動といった地元の環境保護のためのアクション・プロジェクトを開始しました。また、プロジェクト・ラーニング・ツリーと協力して、新しい幼児教育リソースを、米国政府の福祉サービス「ヘッド・スタート」の100カ所以上の拠点、および他の幼児向けサービス提供会社を通じて試験導入しています。レインフォレスト・アライアンスの教育サイトは2011年、300万件以上の閲覧数とダウンロードを記録しました。新しいiPad向けのアプリケーション「レインフォレスト・サバイバル・チャレンジ」もリソースに追加して、アマゾン川流域の熱帯雨林の動植物がどのように関係し合って生息しているのかを、子供たちに教えています。

さらに、レインフォレスト・アライアンスは2011年、毎年恒例のイベントとなるソーシャル・メディア・キャンペーン「レインフォレスト・アライアンス・ウイーク」の第1回を開催して、健全な農園や森林、さらには持続可能な未来を消費者がどのようにサポートできるかを啓蒙しました。このキャンペーンでは、約40社の企業がプロモーション活動やイベント開催、ソーシャル・メディア・コンテンツの投稿などを行い、30のオンライン・メディアやブロガーによって紹介された結果、閲覧数300万件を達成しました。

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