野生生物の保護

森林は、世界の動植物の約3分の2に生息地をもたらしています。森林が開墾されたり破壊されたりするのに伴って、その生態系に生命を依存している動植物が絶滅の危機にさらされるようになっています。マウンテンゴリラやアメリカシロヅル、ジャイアントパンダなどの危機に瀕した種を守り、さらに現在は脅威にさらされていない種が絶滅危惧種のリストに含まれるのを阻止するために、私たちは森林を保護しなければなりません。

私たちの活動

レインフォレスト・アライアンスは、設立以来、世界各地で野生生物とその生息地を守る努力を続けてきました。森林破壊を防止し、自然の地域を保全し、重要な生態系サービスを保護し、そして地域の共同体や企業が森林破壊をしなくて済むようになるための経済的に持続可能な代替策をもたらすことによって、私たちは、これらの生息地を維持保全し、そこに依存して生きている動植物の存続に取り組んでいます。

レインフォレスト・アライアンスは、認証活動を通じて、林業や農業に従事する事業体が厳しい環境基準を順守しているかどうかを確認しています。これらの基準には、水源や土壌の適切な管理、野生生物の生息数の観察・記録、移住動物の通り道の保護、野生生物の狩猟や売買の禁止などの要件が含まれています。

また、観光業は野生生物によって観光客を引き付けていますが、それらの野生生物にとっては、企業や地域共同体の助けを得て生息地が自然のままに保護されることが必要です。このため、レインフォレスト・アライアンスでは、森林破壊の代替となる持続可能な観光業の事業開発を支援しています。さらに、野生生物や周辺の自然区域とのかかわり方を向上できるよう、観光業の経営者や従業員に対して研修を提供しています。

活動実績

  • レインフォレスト・アライアンス認証を取得した森林と農園の面積は、計6,900万ヘクタール(1億5,800万エーカー)に上っています。これらの土地は、絶滅の危機のある種や絶滅危惧種を保護し、不可欠な生息地を守り、種の存続に欠かせない生態系をもたらしています。
  • レインフォレスト・アライアンス認証農園では、農園から出るゴミを管理・清掃し、廃水を処理し、プラスチックと金属をリサイクルするほか、化学薬品の使用と土壌浸食を劇的に減少させる活動が行われています。
  • 大型類人猿は、多くが森林伐採の許可された地域に生息しています。コンゴ盆地、インドネシア、マレーシアなどの森林管理協議会(FSC)の認証を取得した森林は、きわめて重要な生息地をこれらの種に提供しています。
  • スペイン、ポルトガル、モロッコのコルク樹皮採取業者と協力して、カタジロワシ、イベリアオオヤマネコ、バーバリーシカなどの絶滅危惧種に生息地をもたらしている生態系を保護するための活動を支援しています。
  • 再森林化の活動を大規模に展開した結果、世界初のレインフォレスト・アライアンス認証茶園として知られるユニリーバの茶園、ケニアのケリチョ・エステートでは、コロブス、サバンナモンキー、アカオザルの生息数増加を観測しています。
  • コスタリカの地域共同体によって運営されている野鳥愛好家のための観光地、ケブラーダ・グランデでは、レインフォレスト・アライアンスが開催する観光業のための勉強会に地元住民が参加して、ペット用や土産品販売用としての野生生物の捕獲や狩猟を防ぐことがなぜ大切なのかを学んでいます。

レインフォレスト・アライアンスの活動

Keeping forests standing

森林の維持保全

Curbing climate change

気候変動への取り組み

Protecting wildlife

野生生物の保護

Alleviating poverty

貧困の緩和

Transforming business practices

事業慣行の転換