レインフォレスト・アライアンス認証牧場牛

レジナルド・ボニファシオ・ジョリベイラ さんは、ブラジル西部の牧場、ファゼンダス・サン・マルセロでウシ追いとして働くカウボーイです。2012年、サン・マルセロの親会社が所有する4つの牧場が、世界で初めてレインフォレスト・アライアンス認証を取得した蓄牛牧場となりました。変革が急務とされるこの業界の先駆者的な存在となっています。

家畜生産は、世界中で排出される温室効果ガスの最大3分の1を占めていて、気候変動の原因となっています。牧場が温室効果ガスを排出する主な理由は、メタンガスの排出と放牧地を作るための森林伐採です。なかでも蓄牛牧場は、ブラジルのアマゾン川流域地帯の森林伐採の最大の原因となっています。しかし、サン・マルセロの牧場では、ジョリベイラ さんのようなカウボーイが、厳格な認証基準に則って排出を削減し、自然資源の保全と動物の倫理的な扱い、さらに地域社会の福祉を奨励することによって、「普通のやり方」の定義を変えつつあります。

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牧場と地域社会の支援

レインフォレスト・アライアンス認証牧場は、毎年1回監査を受けて、牧場内とその近くで暮らし働いている人々を保護するために策定された厳格な基準の継続的な順守の証明に役立てています。サン・マルセロ経営の牧場の中で都市部から最も遠い牧場では、従業員の子供たち20人のために私立の学校を提供しています。また同社は、他の3つの牧場の近くにある公立の学校を支援しており、教員研修の資金援助や学習教材の寄付を通じて近隣の1万人の児童の教育を支えるとともに、特殊教育の必要な子供たちを対象とする団体も支援しています。

土壌、家畜、水路の保護

レインフォレスト・アライアンス認証牧場は、所有地に植樹を行い、家畜を倫理的に扱い、さらに様々な方法でカーボン・フットプリントを縮小しています。ファゼンダス・サン・マルセロは、所有地の60%以上に当たる1万9,000ヘクタール(4万7,000エーカー)を保護区に指定し、野生生物に生息地を提供するとともに、動物が移動するための通り道を確保しています。従業員が植樹に参加していて、これが家畜に日陰をもたらすため、雨や風から守るとともに、地域住民が使用する水路から家畜を遠ざけるのに役立っています。

さらに、牧草と岩塩を混ぜた消化しやすい飼料を与え、地元農家の育てる有機栽培のサトウキビと組み合わせることで、気候変動に寄与するようメタンガスの排出を抑えています。また、家畜の倫理的な扱いは、ウシ追いのためのウマにも適用されています。牧場主は、ウマの怪我の危険性を最小限に抑え、ウマの労働時間を短縮するための研修を受けています。

収入の増加

牧場主は、レインフォレスト・アライアンス認証を取得するために必要な段階を踏むことで、生産性を高め、品質を向上させることができます。劣悪な環境でストレス下に置かれたウシは、ストレス・ホルモンを分泌するため、それが肉からも検出されます。一方、倫理的に扱われたウシは、肉の品質も良く、市場で高い値段を付けることができるのです。また、従業員に相応の賃金を払うことで定着率が高くなり、適切な研修によって効率の高い労働力が実現します。ほとんどのレインフォレスト・アライアンス認証農園と同様に、認証がもたらす経済的な価値は、ファゼンダス・サン・マルセロが直接的に雇用する従業員以外にも及んでいます。従業員の配偶者は、工芸品作りや収入につながる他の内職の方法を習っています。

Reginaldo Bonifácio de Oliveira

あるカウボーイの話

「認証によって、仕事に対する考え方、動物や同僚の処遇に対する考え方が変わりました」
—ブラジルのファゼンダス・サン・マルセロ牧場でカウボーイとして働くレジナルド・ボニファシオ・ジョリベイラ さん

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