コーヒー

ご存じでしたか?


世界のコーヒーの1.3%が、レインフォレスト・アライアンス認証を取得しています。レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーの年間売上高は、約10億ドルと見積もられています。レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーは、世界中で見つけることができます
コーヒー農園の炭素隔離について詳細を見る(英文)

熱帯地域の2,500万人以上が生活の糧とするコーヒーは、多くの国の経済を支える重要な農作物であり、また石油に続いて世界で2番目に取引量の多い商品でもあります。コーヒーの栽培面積は、世界で約1,200万ヘクタール(3,000万エーカー)に上り、ポルトガルの国土以上、イングランドとほぼ同じ広さに相当します。そして、コーヒー農園のほとんどは、環境保全上の優先地と見なされる地域にあります。

Coffee Beans

レインフォレスト・アライアンスでは1993年に、サステナブル・アグリカルチャー・ネットワーク(SAN)のパートナー組織と協力して、森林に覆われた伝統的なコーヒー農園が野生生物にとって楽園となることを実証しました。今では、世界中のコーヒー愛飲家が、レインフォレスト・アライアンス認証マークの付いたコーヒーを購入するだけで、熱帯雨林の安息の地を維持する農家をサポートできるようになっています。

どんな農業にも共通することですが、コーヒー栽培もリスクを伴うビジネスです。栽培農家は、過剰供給、低価格、天候不安、害虫や害病、コスト高騰、そして時には非協力的な政府の政策といった困難に直面しています。

過去150年以上にわたって、コーヒーは、原生の熱帯雨林がもたらす自然の日陰の下で栽培されてきました。けれども1970年代になって、日陰を作る森林を伐採して切り開いた土地に、コーヒーの木を密集させて植樹し、農薬漬けにするという新しい栽培法が推し進められるようになりました。このような単一耕作の農園は、豆の生産量を増やすことができますが、環境に大きな犠牲をもたらします。伝統的な農法は、野生生物にとって好ましい生息地を作り出す一方、新しい単一耕作は、ほとんど生息地を残さず、土壌浸食と水質汚染をもたらすのです。こうして、新しい方法は、環境を破壊したばかりでなく、すでに過剰在庫を抱えていた市場にさらなる豆を送り込み、また自己充足していた動植物の聖地を丸裸で生気のない単一耕作地へと変えてしまったのでした。野生生物は姿を消し、土壌は丘陵の下へと流されて、渓流が泥と農薬で詰まってしまったのです。

レインフォレスト・アライアンス認証は、栽培農家により良い農園管理の方法を教え、交渉する力やプレミアム市場へのアクセスをもたらすことによって、世界市場の不安定な変動に対応するのを助けます。SANの持続可能な農園管理制度を実践することにより、コストをコントロールし、効率化を図って、作物の品質を高めることができるのです。

正しく管理されたコーヒー農園の生物多様性は、すばらしく豊かになる可能性があります。エルサルバドルのある認証組合には、100種類以上の樹木が生息しています。SANの生物学者は、希少な鳥、オセロットなどのヤマネコ、ハガキほとの大きさがある蝶、鮮やかな色彩のカエル、めったに見られないランの花、サル、さらにアリクイなど、いくつもの種を確認してきました。樹木の生い茂ったコーヒー農園は、カナダやアラスカなど遥かから飛来する渡り鳥にとっても、欠かせない休息の地となっています。森林伐採が激しい地域では、こうしたコーヒー農園こそが、用心深い鳥たちに一時の避難所と食べ物を提供する唯一の場所となる可能性もあります。コーヒー農園が栽培農家の暮らしを守りながらも、野生生物の生息地と他の環境メリットを保護できるようになるうえで、認証は重要な手段となっています。