調達に関する リスク査定
持続可能性を実現しようとする企業にとって、その取り組みはデータから始まり、データで終わります。情報に基づいた意思決定や、自主的な枠組みや法的要件への対応に必要な質の高い信頼できるデータへのアクセスが求められるのであれば、当団体の「調達に関するリスク査定」がお手伝いします。この新たなサービスは、複雑なサプライチェーンのマッピングから現地でのデータ収集まで、当団体のあらゆるツールと経験を活かし、企業がリスクを軽減し、透明性を強化し、ESGに関する主張を支えるために必要な実行可能なインサイトを提供します。
対象者
対象となる方
当団体の専門チームは、トレーダーやプライベートブランド製造業者からブランド企業、小売業者に至るまで、サプライチェーンのあらゆる段階の関係者を支援します。
恩恵
得られる成果

- リスク査定報告書
まず、当団体の専門チームが、サプライチェーンのマッピングを行い、農場レベルのデータを収集・検証することで、徹底的な分析を行います。これらの調査結果に基づいて、リスク査定報告書が作成されます。この報告書は、企業の調達実務において特定されたリスクの詳細と、各リスクの地域別集計データを提供するものであり、緑・黄・赤の3段階で評価する「信号機システム」を用いてリスクレベルを示しています。この報告書は、貴社のサプライチェーン内の農場サンプルから収集された、第二者による検証データを基にしたものです。
- リスク軽減のための提案
リスク査定報告書に基づき、貴社のサプライチェーンにおける社会的および環境的リスクを軽減する方法について、当団体のチームがそれぞれの状況に合った提案を行います。農場レベルでの重点的な介入策から、レインフォレスト・アライアンスや他組織が提供する認証プログラムや景観レベルのプロジェクトまで、状況に応じた多様な提案が可能です。
- 主張の裏付け
私たちが収集するデータは、調達に関するリスク査定についての公的な主張や情報発信(報告書や法的遵守、マーケティング戦略など)を裏付けるものになります。パートナーは、調達に関するリスク査定に基づいた商品パッケージ外での主張・表示を行うことができ、加えて、特定されたリスクへの対処を行った場合は、責任ある調達を行った旨の追加の表示を行うことも可能です。
プロセス
プロセスの進め方
- サプライチェーンのマッピング
サプライヤーのサプライチェーンを農場レベルまで遡り、当団体が一緒にマッピングします。
- 現地でのデータ収集と検証
その後、農場レベルの詳細なデータを収集し、サンプル確認と信頼性の高いセカンドパーティによる保証プロセスを通じて検証します。
- 包括的なリスク査定
レインフォレスト・アライアンスが特定のリスク分野について査定を行い、各分野の基準と比較した貴社のサプライチェーンのリスクレベル(緑・黄・赤)に関するインサイトを提供します。
- 提案の受け取り
これらのリスクに対処・軽減するために、個々の状況に応じた最適な提案や活用可能なツールをご案内します。
