レインフォレスト・アライアンス認証農場からの製品購入をご希望ですか?まずは、2020持続可能な農業基準に基づく弊団体の認証プログラムにご参加ください。レインフォレスト・アライアンス認証作物を所有または物理的に取り扱うほとんどの企業は、レインフォレスト・アライアンス認証プラットフォーム(RACP)への登録が必要となりますのでご注意ください。登録が必要かどうかに関する手引きは、弊団体の認証手引き書をご覧ください。
サプライチェーン認証とは何ですか?
サプライチェーン認証は、サプライチェーンを通じて、レインフォレスト・アライアンス認証農場からの製品を追跡します。サプライチェーンの整合性が保証され、貴社は認証された原産地を自信を持って表示することができます。
サプライチェーン認証を取得すると、企業はレインフォレスト・アライアンス認証マークを使って認証製品の調達を行うことができます。それにより、ますます高まる持続可能な製品への需要に対応し、また起こりうる風評被害のリスクを軽減でき新たな市場に参入する一助となります。弊団体のチームは、認証取得の全過程を通じて貴社をサポートします。
サプライチェーン認証取得のための手順:
手順 1:
登録
この手順を完了するには、
登録ポータルにアクセスする
従来のUTZおよびレインフォレスト・アライアンス2017認証プログラムは段階的に廃止されているため、レインフォレスト・アライアンス認証プログラムへの参加をご希望の企業は、登録手続きを行い、アカウントIDを取得する必要があります。これは、すでに1つ以上のアカウントをお持ちの場合も当てはまります。
ヒントとコツ
すでに従来のレインフォレスト・アライアンスまたはUTZ認証プログラムに参加している場合は、すでに1つ以上のID番号をお持ちになっています。登録手順を完了するために、それらの番号をすべてお手元にご準備ください。登録を完了し、新認証プログラムの新規ID番号を取得するのに必要になります。
以下の場合、登録が必要です。
- レインフォレスト・アライアンス認証製品を購入または販売している場合
- 商標申請を提出する場合
- レインフォレスト・アライアンスと法的合意書に署名する場合
開始準備はお済みですか?
認証を受けたい作物、貴社の業務内容および施設を指定してください。この情報に基づいて、レインフォレスト・アライアンス認証を取得するために遵守しなければならない適用要件を通知いたします。詳細につきましては、マルチトレース・ユーザーマニュアルの段階別案内書を参照してください。
貴社がサプライチェーン企業の場合、認証を受けるために審査が必要かどうかを判断する検証レベルを取得するため、自社に関する質問に答える必要があります。
手順 2:
使用許諾契約書(LA)
この手順を完了するには、
RACP にアクセスしてください
新レインフォレスト・アライアンス認証プログラムに参加する企業はすべて、プログラムの規則の遵守に同意するレインフォレスト・アライアンスとの有効な使用許諾契約を結んでいなければなりません。
ヒントとコツ
すでに有効な使用許諾契約書2020をお持ちの場合は、 RACPにアップロードしてください。
2020使用許諾契約書にまだ署名していない場合は、RACP上でこれを依頼し、署名してください。DocuSignで署名するか、書類を印刷して署名することもできます。詳細につきましては、マルチトレース・ユーザーマニュアルの18ページをご参照ください。
手順 3:
リスク査定
この手順を完了するには、
RACP にアクセスしてください
貴社がサプライチェーン企業の場合は、認証を受けたい施設に関する情報を施設ごとに提示してください。この情報を基にして、審査が必要かどうか、また審査の頻度を決定する検証レベルを受け取ることになります。
サプライチェーンリスク査定では、企業の業務内容、所在地、認証製品またはその他の製品に関する情報、コンプライアンス、および社会的リスクなどを考慮します。この情報に基づいて、認証取得のために審査が必要かどうか、あるいは認可が必要かを判断する検証レベルが貴社に割り当てられます。審査が必要な場合は、審査の種類と頻度に関する情報も入手できます。
ヒントとコツ
サプライチェーンのリスク査定とレベル毎の検証方法につきましては、以下の「よくある質問(FAQ)」をご覧ください。
手順 4:
検証過程
この手順を完了するには、
View the list of Certification Bodies authorized by the Rainforest Alliance to find one that works in your country if your organization requires an audit.
サプライチェーンリスク査定(SCRA)提出後、弊団体のサプライチェーン認証チームがその情報を検証します。この結果に基づいて、手順を継続するための詳細情報がお手元に届きます。
ヒントとコツ
弊団体のサプライチェーンリスク査定 – RACP用手引書で、リスクレベルの結果を受け取った後、どのような手順を踏まなければならないか確認してください。ご質問につきましては、本書内の「質問と回答(Q&A)」セクションをご参照ください。
手順 5:
取引用のライセンス
この手順を完了するには、
RACP にアクセスしてください
レインフォレスト・アライアンスのトレーサビリティプラットフォームで認証製品を取引できるようにするために、認証を取得したすべての企業は、レインフォレスト・アライアンスからライセンスを取得しなければなりません。
貴社が上記のすべての段階を完了すると、レインフォレスト・アライアンスは受領した情報を確認し、特に説明が必要でなければ、貴社に取引ライセンスを付与します。
ヒントとコツ
ライセンスは、認証範囲に基づいて与えられます。
手順 6:
認証数量の取引
この手順を完了するには、
お取り扱い作物に応じて、マルチトレース、マーケットプレイス 2.0、またはRACPをご覧ください。
レインフォレスト・アライアンスのトレーサビリティ規則への準拠を保証し、認証製品を購入する消費者に透明性と説明責任を示すことができるよう、認証取得組織間のレインフォレスト・アライアンス認証数量のすべての売買を、指定のレインフォレスト・アライアンスプラットフォームに記録しなければなりません。
ヒントとコツ
現在、レインフォレスト・アライアンスは、作物ごとに異なるトレーサビリティプラットフォームを使用しています。ライセンスを取得すると、使用しなければならないプラットフォームに関する詳細情報がお手元に届きます。概要につきましては、こちらをご覧ください。
許可申請
レインフォレスト・アライアンスと協働する企業として、取組みを表明し、貴社製品に弊団体の認証マークを使用して、貴社の持続可能性への取り組みを促進することができます。 レインフォレスト・アライアンス認証農作物を販売する企業は、一般に公開するあらゆる種類の資料にレインフォレスト・アライアンスの認証マークおよび認証表示を使用する前に、マーケットプレイスを通じて申請し、承認を受けなければなりません。
弊団体の認証マークの使用に関する詳細は、こちらのウェブサイトをご覧ください。
新レインフォレスト・アライアンス認証プログラムへの移行と完全相互認証
2021年1月に、「2020持続可能な農業基準」に基づいた新レインフォレスト・アライアンス認証プログラムへの移行を開始しました。つまり、2021年7月1日以降は、「2020持続可能な農業基準」に対してのみ認証が可能です。
2022年1月31日以降は、レインフォレスト・アライアンス2017認証、またはUTZ加工流通過程の管理2015版プログラムの認証を受けている企業を対象に、完全相互認証が可能となりました。これら3つのプログラムの数量は、すべて「レインフォレスト・アライアンス」数量とされることになりました。詳細は、完全相互認証のページでご覧いただけます。
新基準に移行するということは、どういうことですか?移行規則とスケジュールはこれまでと変わりありません。2020持続可能な農業基準および移行規則についての詳細につきましては、こちらをご覧ください。
ご質問がございましたら、customersuccess@ra.org までご連絡ください
よくある質問(FAQ)
サプライチェーンリスク査定(SCRA)とは何ですか?
レインフォレスト・アライアンス認証プログラムの登録手順の一環として、企業はサプライチェーンリスク査定(SCRA)に提供する情報を提出するよう求められます。サプライチェーンリスク査定(SCRA)では、企業の業務内容、企業の所在地、認証製品に関する情報、コンプライアンス、および社会的リスクなどを考慮します。この情報に基づいて、企業は、審査が必要かどうかを決定するため各検証レベルに分類されます。審査が必要な場合は、種類と頻度も決定されます。
どのような企業がサプライチェーンリスク査定(SCRA)を受けなければなりませんか?
サプライチェーンリスク査定(SCRA)は、サプライチェーン認証取得を希望し手順を進める企業にのみ適用されます。農場審査手順を踏む組織は、SCRAを行う必要はありません。これは、農業も行っている組織は農場認証取得を目指すものとみなされ、サプライチェーンリスク査定(SCRA)は当組織には適用されないということです。組織がプログラムに登録する際に、その活動・業務内容を記載するように求められます。認証取得を希望する組織がサプライチェーン企業として認められた場合、システムはサプライチェーンリスク査定(SCRA)手順が適用されることを表示します。
サプライチェーンリスク査定(SCRA)を完了させるにはどうすればよいですか?
システムがサプライチェーンリスク査定(SCRA)を必要とすることを確定し、企業が認証プロファイルに含めたい各施設の調査書に記入すると、自社の適用範囲や要件を確認できます。 この手続きが完了すると、企業は「calculate my verification level(s)(検証レベルを算出する)」ボタンを選択し、プロファイルが検証可能であることを確認することで、SCRAを提出できます。
次に、サプライチェーン認証チームはプロファイルをくまなく審査します。同チームが企業プロファイル内の各施設のリスクを確認すると、検証レベルが企業のアカウントに表示されます。さらに、企業にはサプライチェーン認証取得にむけて踏むべき次の手順に関する電子メールが届きます。 企業は、「検証レベルを算出する」ボタンを選択する前であれば、いつでもプロファイルの範囲を更新できます。この審査過程が開始された後に企業が(審査中の施設に関する)プロファイル内容を変更したい場合は、インフォレスト・アライアンスに連絡しなければなりません。ただし、新しい施設はいつでも追加可能です。
SCRA審査期間はどのくらいですか?
申請数にもよりますが、現在、審査には3週間程かかります。今後、依頼の処理が進み、新たにシステムに入力される依頼数が減少していくと、審査に要する日数は短くなると予想されます。
検証レベルとは何ですか?
検証レベルでは、指定の施設でのリスクを評価するために必要な審査手順の頻度と種類を判定します。この検証には、レインフォレスト・アライアンスによる企業の認証プロファイルの検証から、認証機関による施設の実施審査までの何段階かがあります。
レインフォレスト・アライアンスの検証
本検証は、レインフォレスト・アライアンスが認証保有者から提出された証拠(資料・情報など)を評価し、2020持続可能な農業基準に準拠しているか検証する遠隔検証方法です。本検証には、企業の自己査定、該当する場合は不適合の履歴の確認が含まれる場合があります。レインフォレスト・アライアンスは、追加情報を求めるために企業に連絡する場合があります。
レインフォレスト・アライアンスの自動チェック
本検証方法では、最新のトレーサビリティ、提出された認証マーク使用承認、有効な使用許諾契約書など、RACPで収集されたデータを基に、プログラムに基本的に準拠しているかを評価します。
認証機関の実地認証審査
この種の審査では、認証機関の代表者が施設を訪問し、審査証拠を入手し、関連する基準要件に準拠しているか評価します。
認証機関の机上審査
この種の審査では、認証機関は遠隔で審査し、関連する基準要件への準拠を評価するために書類を審査します。

レベルA~Eの意味
AからEのレベルは、企業がレインフォレスト・アライアンスへの準拠に関するデータを提示する頻度と、その方法を示しています。
検証レベルAに該当する施設は、低リスクであるとみなされます。したがって、レインフォレスト・アライアンスは、企業に認証機関による審査を受けるよう依頼するのではなく、情報自体を審査するだけで十分であると考えます。レインフォレスト・アライアンスは、該当企業の適用要件への遵守レベル及び不適合履歴の有無を審査します。検証レベルAの施設は、認証機関が発行した認証書と同等の認可書を受け取り、同企業はレインフォレスト・アライアンスのプラットフォームでの取引登録ができるようになります。
そのほかのレベル(BからE)に関しては、少なくとも3年間の認証周期の1年目に、第三者認可機関による検証が必要です。机上審査から認証機関による実地審査まで、リスクが高くなるにつれて、検証はより徹底したものになります。審査を実施する認証機関が肯定的な決定を下した場合、レインフォレスト・アライアンスの認証書を発行することができます。その後、企業はレインフォレスト・アライアンスのプラットフォームでの取引登録ができるようになります。
検証レベルはどのように算出されますか?
RACPでプロファイルを作成する際に企業から以下のデータを収集します。本データはSCRAの一環であり、これにより、リスクを査定し、検証レベルを決定することができます:
- 施設の所在地、特に国
- 施設の業務内容(すなわち、取引、加工、倉庫保管、梱包、小売業者、ブランドオーナー)
- 施設で取り扱っている、または購入している作物
- 施設では製品を物理的に取り扱っているか
- 施設ではレインフォレスト・アライアンス製品のみを取り扱っているか
- 施設での作物毎の数量
- 施設の役割(つまり管理者か否か)
- 施設が第一バイヤーであるか
- 施設が作成する認証表示の種類
- 施設が、他のCoC(流通加工過程管理) /サプライチェーンスキーム(つまり、有機、フェアトレード、GFS、ISOなど)の有効な認証との特定の組み合わせを保有しているかどうか
SCRAの手数料はいくらですか?
新レインフォレスト・アライアンスプログラムに円滑に移行できるように、移行年度中はSCRAの手数料は徴収しないものとします。レインフォレスト・アライアンスは、SCRAの手数料の適用時期について指針を表明する予定です。
サプライチェーンリスク査定(SCRA)と加工・流通過程の管理(CoC)リスク査定(CRA)の違いは何ですか?
従来のレインフォレスト・アライアンス2017認証プログラムに精通している企業は、上記で概説したSCRA手順をCoCリスク査定(CRA)として認識しています。 CoCリスク査定(CRA)手順はマーケットプレイスに保管され、サプライチェーン関係者が認証を取得するのに必要な検証頻度と種類を査定するために使われました。サプライチェーンリスク査定(SCRA)は、少し異なっているように見えますが、新プログラムでも同じ目的を果たします。サプライチェーンリスク査定(SCRA)はRACP で管理されており、サプライチェーン企業のプロファイル完了手順に組み込まれています。また、レインフォレスト・アライアンスが、現在は、農場以降の認証取得を求めている企業を「CoC(加工・流通過程の管理)」企業ではなく「サプライチェーン企業」と呼んでいるため、名称がCoCリスク査定(CRA)からサプライチェーンリスク査定(SCRA)に変更されています。
リスク及び検証のレベルを下げることはできますか?
企業がレインフォレスト・アライアンスが認める他の認証を保有しているか、レインフォレスト・アライアンス基準の要件を継続的に遵守していることが証明された場合、低リスクに分類され、検証レベルが下がる可能性があります。この2点に関する検証は、レインフォレスト・アライアンスプラットフォーム内で行われます。