レインフォレスト・アライアンス認証バナナ

レインフォレスト・アライアンスが活動しているバナナ生産国3人の子供を育てるヤスミナ・リラさんは、カリブ海に面するコスタリカのリモン州にあるレインフォレスト・アライアンス認証農園、フィンカ・サンタ・マルタで職を得たことにより、生活を一変させました。リラさんは、持続可能なバナナ生産の労働を支える新しい顔です。世界で50億ドル規模のバナナ産業はかつて、搾取労働、森林伐採、河川の汚染やサンゴ礁の破壊の代名詞でもありました。そこに起きた革命の最先端に、リラさんは立っているのです。1990年代、レインフォレスト・アライアンスは、地元のNGOパートナー、学術研究者、地域共同体の指導者や農業従事者と協力して、責任あるバナナ生産の初の基準を設けることにより、この破壊的な産業を変える活動に乗り出しました。

約1600のバナナ農園が、レインフォレスト・アライアンスのトレーニングと認証を通して、18万3000ha以上の土地を健全に保護しています。

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農園と地域社会のサポート

農園と地域社会のサポートレインフォレスト・アライアンスは、バナナ農園と協力して、自然資源の保全を支援し、労働者と地域社会の福祉向上を促進しています。レインフォレスト・アライアンス認証を取得したバナナ農園は、年1回の監査を受けることにより、労働者とその家族、および近隣の共同体を保護するために設けられた厳密な社会基準の順守を確認しています。例えば、レインフォレスト・アライアンス認証では、危険な農薬の段階的廃止を義務付けていますが、完全に廃止されるまでの間は、農薬に触れる労働者に対して農園が広範な安全研修を提供して、防護服や防護器具、専用の洗浄場所を提供することにより、労働者とその家族、および地域社会が農薬の危害にさらされないようにしなければなりません。コスタリカのフィンカ・サンタ・マルタも、他の農園と同様に、従業員に対して医療サービスと交通費の補助を提供しています。

土壌と水路の保護

かつてバナナ産業は、森林を伐採して更地にしてしまい、水路を汚染するうえ、危険な農薬を労働者に背負わせて作業させることで悪名をとどろかせていました。バナナの栽培中に保護のために被せる殺虫剤を染み込ませたビニール袋は、農園近くの海岸や川岸に撒き散らされ、農薬の流出や土壌浸食によって川を淀ませ、その地域のサンゴ礁を窒息させ、海洋生物を殺していたのです。

しかし現在では、レインフォレスト・アライアンス認証バナナ農園が、より良い未来への新しい道を切り拓くようになりました。認証農園は、ビニール袋や他のごみをリサイクルして、バナナの木の周辺の土地の保護と回復に努めています。水路に沿って植林することで緩衝地帯を形成し、土壌の侵食を食い止めています。また、最も危険性の高い農薬の使用を廃止し、使用する農薬については厳重に管理しています。水の使用量を削減し、ろ過システムを導入して廃水の処理も行っています。エクアドルのバナナ農園を対象に行われた独立した調査では、レインフォレスト・アライアンス認証農園が非認証農園に比べ、責任ある土地管理という点ではるかに良い実績を上げていることが報告されました。

収入の拡大

収入の拡大 レインフォレスト・アライアンスは、バナナ農園の収穫効率を高めるためのツールも提供しています。節水に努め、ごみを堆肥にしたり、農薬の使用を減らすことで、土壌の健康を守れるだけでなく、経費削減にもつながるのです。また、価格交渉や農園の経営効率改善も支援して、収益向上に役立っています。さらに、認証農園は、労働者に相応な賃金を払って尊厳ある処遇を実践することで、労働者の定着度を高め、生産性や労働効率も向上させています。例えば、リラさんは、良い賃金を得て自分や子供のための福利厚生も受けられるという理由から、フィンカ・マルタでの勤務をこれからもずっと続けたいと希望しています。この好循環は、チキータやファボリタといった大手企業からの認証バナナに対する需要拡大によって支えられています。

あるバナナ農園労働者の体験談

あるバナナ農園労働者の体験談

「この仕事が大好きです。この農園も、ここで働く同僚のことも、大好きです。ここでは物事のやり方が異なり、労働者を公正に扱ってくれます」
― コスタリカのフィンカ・サンタ・マルタ農園で働く労働者エリベルト・ルイズさん

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最終更新2016年12月31日

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