レインフォレスト・アライアンス認証パーム油

レインフォレスト・アライアンス認証パーム油スーパーの棚に並ぶパッケージ商品の半分以上、例えばベビーフード、チョコレート、シャンプー、洗剤などが、パーム油を使用しています。また、パーム油は、アフリカとアジアでバイオ燃料や調理油としても広く使用されています。この資源に対する需要の大きさを考えれば、搾油を目的としてヤシの木を栽培する大規模農園が熱帯地域に1,600万ヘクタール以上(4,000万エーカー以上)あるというのも驚きではありません。

しかし、パーム油がアフリカ、アジア、ラテンアメリカの数千軒という小規模農家に生計の手段をもたらしている一方で、パーム油の大規模農園が急速に拡大した結果、森林破壊や温室効果ガスの排出、さらには土着の森林コミュニティの破壊などを引き起こしてきました。2008年、レインフォレスト・アライアンスは、農園主や事業主との協力を開始し、生産者が持続可能な農法、及び加工法に移行できるよう支援するため、レインフォレスト・アライアンスの持続可能な農業基準をパーム油に適用し始めました。2013年にはホンジュラスの600軒の農家のグループが、レインフォレスト・アライアンス認証を取得した初のパーム油の協同組合となりました。以来、アジア、中米、南米、アフリカ各地の農家が、レインフォレスト・アライアンスの研修や教育ワークショップに参加して、森林を保護し森林コミュニティの暮らしを支えることのできるパーム油の生産方法を学んできました。

農園とコミュニティのサポート

農園とコミュニティのサポートレインフォレスト・アライアンスは、パーム油の生産者と協力して、彼らの生計を向上させると同時に、地元コミュニティの福祉や生態系の健全さを向上させるために活動しています。パーム油を生産する農園がレインフォレスト・アライアンス認証マークを取得するには、持続可能な農業基準に照らした監査を毎年受けなければなりません。この基準では、環境面、社会面、経済面の厳密かつ詳細な基準を定めています。その目的は、森林破壊を防止し、生物多様性と自然資源を保護し、農園に経済的な利益をもたらし、かつ労働者と地元コミュニティの福祉や権利を支えることです。

森林と野生生物の保護

レインフォレスト・アライアンス認証農園では、農業が周囲の自然と共存共栄しています。土壌は健全な状態に保たれ、水源や水路が保護されて、ゴミは減らすかリサイクルされています。野生生物は繁殖して成長し、傷付きやすい動植物の生息地も守られています。最も重要な点として、農村コミュニティが自然資源を保護することの重要性を学び、そのための道具やリソースもを入手しています。例えば、レインフォレスト・アライアンス認証パームやし農園では、天然林を更地にすることは禁じられています。これにより、オランウータンをはじめとする絶滅危惧種の生息地が守られます。また、レインフォレスト・アライアンスと協力している農園は、かつては有害な農薬や化学物質を使用していましたが、今ではこれらの有害物質は減らすか完全に廃止して、環境にやさしい代替物に切り替えています。

収入の拡大

Mejorando los ingresos小規模なパーム油の農園はしばしば非効率な農法を用いているため収穫量があまり高くなく、結果として多くが農薬を使ってきました。これは環境に害を及ぼすだけでなく、生産コストも増大させ、持続可能なな生計を実現するうえで問題をもたらします。レインフォレスト・アライアンス認証は、より効率的な農園管理を通して経費削減と収穫増を達成し、農園の収益性を高めることができます。

より持続可能な産業を目指して

持続可能なパーム油を普及させ、持続可能な方法を導入しているパーム油の貿易業者、製造業者、小売業者を支援するため、レインフォレスト・アライアンスは、持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)トロピカル・フォレスト・アライアンス2020ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)などの国際組織と協力しています。レインフォレスト・アライアンス認証パーム油農園のためのSAN(サステナブル・アグリカルチャー・ネットワーク)基準は、ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム持続可能なパーム油のためのフランス連盟から公認されています。さらに、レインフォレスト・アライアンスでは、パーム油産業の森林破壊に関する調査結果や方針表明を出版して認識向上を図っています。今後も引き続き、業界、市民団体、消費者団体などと協力して、この取り組みの影響力を拡大していく計画です。レインフォレスト・アライアンスとの活動にご関心をお持ちの事業主の方は、こちらをクリックしてください。

詳しくは

発行日:2016年6月6日

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